当社では、発熱剤と加熱袋というベーシックな商品の他にも、他の企業様と連携して、様々な製品を開発してまいりました。
これまでの開発事例をご紹介いたします。
共同開発をご希望のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
A社は特に缶詰製品に強みのある食品メーカーです。
「あたたかいものが食べたい」との声が大きかった阪神淡路大震災を契機に、災害食の開発が始まりました。
ライフラインが途絶え、火や電気が使えない時に、自社のレトルト商品を温める熱源を探し求めていたところ、当社のモーリアンヒートパックに出会いました。
そこで当社に相談が持ちかけられ「レスキューフーズ」という製品の開発を行うことにしました。
ひとたび大きな災害が起こると、あたたかい食事を口にすることはなかなか難しいことです。
どうしても缶詰や乾パンなどの冷えた食事が続いてしまいます。
まして寒冷地や冬場では、生きる意欲そのものに関わってくる重要な問題です。
レスキューフーズは、「被災地で、あなたの仕事と生活を支える食事」をコンセプトに、当社のモーリアンヒートパックと、A社の製品を組み合わせ、付加価値を高めることに成功しました。単に組み合わせるだけではなく、今あるA社の製品を温めるために必要な熱量を計算し、発熱量を上げるための特別な仕様のものを開発いたしました。これにより、発熱剤の重さを軽くすることが出来、より携行性が増しました。
カレーライスや牛丼など豊富なラインナップで、火や電気が無くても温めて食べることができますので、備蓄品や災害時の持ち出し品として、また日常食としても益々注目されています。
B社は防災関連品を製造しているメーカーです。
災害時の非常食として重宝されるカップ麺ですが、お湯が手に入らない場面があることが大きな課題でした。
避難所のようなところではカセットコンロのような火気は自由に使えませんので、おなかがすいた時にカップ麺を自由に食べることができないという避難者の声を聞いたことが開発のきっかけでした。
他にも、あたたかいお茶を飲みたい時など、火気や電気を使わずにお湯を作れるものがあれば、非常時に役立つということで、当社と湯沸かしBOXを共同開発することになりました。
水を入れて、モーリアンヒートパックの発熱剤をセットするだけで、最高80度のお湯が手軽に作れます。
災害時だけでなく、アウトドアに出かける際にも重宝される製品です。
梱包資材や食品容器などの製造・販売を手掛けているC社と、弁当用加熱装置「蒸熱BOX」を共同開発いたしました。同社は以前より生石灰式のヒモ引き弁当容器を販売していましたが、この旧来の方式による弁当容器にたいして、お客様から様々なご指摘・ご要望を受けておりました。
従来の生石灰の発熱剤は、とても大きく重いものなので、弁当容器自体も大きくなってしまうという欠点がありました。そのため、容器全体のサイズからみて、飲食物の収納スペースが小さくなってしまうことや、バックなどに入れて持ち運ぶのが不便であることなどで、お客様から敬遠されてしまうということもありました。
また、発熱温度が安定せず、蒸気も短時間しか発生しないために、加熱にムラがでて十分に温まらなかったり、反対に、異常高温になってしまうことなどによるクレームも多かったようです。
そこで、お客様からのニーズにお応えすべく、当社のモーリアンヒートパックを活用し、専用の発熱キットを開発しました。これにより、飲食物の収納スペースを十分に確保しながら、弁当容器のサイズをコンパクトにすることに成功し、また、短時間でムラのない加熱が可能になりました。
蒸熱BOXは、ホカホカと長時間発生する蒸気により、五感を刺激させながら、いつでも何処でも温かく美味しい弁当を楽しむことができます。
重要な会議、大切な法事、四季折々の行楽地などの様々な用途で、同じ時間を共有する皆様とのプライベートなひとときを大切にしながら、簡単に温かくて美味しい食事をとることができるということで大変ご好評頂いております。
モーリアンエコポットは、災害や非常緊急時に必要な品を取り扱う防災用品の専門商社D社、紙製品の専門メーカーE社、協同の三社で共同開発しました。
この商品は、災害時、またはアウトドアなどの際、ペットボトルの水さえあれば、お湯をつくることができるという多用途で活用できる便利グッズです。
耐水紙を折り紙のように組み立て、外箱の中に収めます。発熱剤を入れ、ペットボトルの水を80ml注ぎ、そのペットボトルをセットすると、最高80℃のお湯をつくることができます(約20分かかります)。
火気や電気などのライフラインが使用できない状況下でも、簡単にお湯を作ることができるという点においては、上記の湯沸しBOXと開発目的が通じています。
最大の特徴は、ペットボトルの容器を加熱容器の一部としてそのまま利用するという手軽さと、耐水性のある中箱はまな板にも転用することができるという環境にも優しい製品だということです。
新たなニーズに応じた新製品として、検証・改良の試行錯誤を繰り返し、ようやく完成させることができました。
あたたかいお茶を飲みたい時や即席フードのお湯として利用するなどの他に、温まったペットボトルにタオルをそのまま巻けば、簡易湯たんぽとしても利用できます。
それぞれの場面に応じて、湯沸しBOXとともに、ぜひともモーリアンエコポットをご活用ください。
F社は、水に関連した様々な製品のパイオニアメーカーで、自然や生活環境の保全や体の健康に役立つ商品などを開発・販売している企業です。
PERSONAL2007は、還元力の高い水素水を作ることができるコンパクトで携帯可能な水素水生成カプセル装置です。
この製品の最大の特長は、水素ガスを発生させ、水に溶け込ませることで、還元力の高い水素水をいつでも・どこでも・その場で作って飲むことができる“水素が見える”という画期的なところにあります。
弊社は、F社のこの画期的な製品開発のパートナーとして、長年培ってきた、弊社オリジナルのアルミニウム式発熱剤のノウハウを活かし、超軽量の水素発生剤(MH-1)の開発を行いました。
重量が1g以下と極限まで小さくしつつ、水素を十分に生成させること、また、超微量の粉末充填の品質を十分に保つこと、これらの課題を解決させるため、検証・改良を繰り返すことで蓄積したデータをもとに、特注の機械を導入し、この特別仕様の水素発生剤の製品化に成功いたしました。
水素水は、活性酸素を除去する効果があると、世界で最も権威のある科学誌「ネイチャー・メディシン」を始めとして、多くの研究者が研究・論文発表を行っており、健康志向が高まっている現在において、非常に注目を浴びています。
当商品は、水素溶存度が1.09PPMと非常に高濃度な水素水を作ることができます(参考実測値であり、水質、気温など諸条件で変化致します)。
また、日本食品分析センターなどによる検査により、安全・安心にお使い頂くことができます。
弊社の技術開発力が健康事業分野にもお役立ちしております。
そのひとつ「水素発生体(水素バス)」は、水素ガスが水に飽和する性質を利用し、開発されました。弊社は、当該オリジナル水素発生剤の製造と、専用容器の設計・開発を行いました。この分野「水素発生体(水素バス)」は、本体並びに専用容器について、弊社は販売を任せて製品づくりにのみ専念しております。
この水素バスは、お湯に沈めるだけで、瞬時に純度99.9%の水素の細やかな気泡を長時間発生させることができ、心身ともに癒すことができる商品です。
水素は、活性酸素にたいして強力な抗酸化作用があると、医療やスポーツなど、健康に関わる様々な研究機関・業界で注目を浴びています。
この水素バスと専用ケースさえあれば、家庭のお風呂でも簡単に水素浴を楽しむことができます。